漂う博士の立ち読み日記
立ち読みした本とか、買って読んだ本とか、買ったのにほとんど読んでない本とかの記録です
2008'09.01 (Mon)
29歳と30歳のあいだには
今日読んだ本:
29歳と30歳のあいだには (新潮文庫)

酒井順子さん(『負け犬の遠吠え (講談社文庫)
』の著者)の本です。
28歳から31歳まで、独身女性(著者)の心の変遷を1年ごとに書き連ね、独自の分析を加えた本。おもろいです。
たとえば31歳。
20代後半のときは、「私、もう歳だから」と口にするときは、「そんなことはないよ、まだまだ若いよ」といってもらいたいのだけど、このころになると、むしろ、「若い世代からは卒業したのよ」ということを主張し、自分がもはやほんとうに若くないことを積極的にアピールするようになる、という。
なぜそのように考え方が変わるのか?
その理由を、酒井さんはこう分析します。
巻末には、角田光代さんが解説をかかれており、これまた著者の主張を見事に要約しています。
結婚する・しない、という選択に限りませんね。人生における、そこそこ重大な選択、たとえば仕事の選択なんかでもそう。
「数限りない選択肢のなかからある仕事を選びとって、いつのまにか幸せになった人」が、「数限りない選択肢のなかから別の仕事を選びとって、いつのまにか不幸になった人」を非難する、という場面をよく目にする。確かに選んだのは本人だから、自己責任といえば間違ってはいないけど、どうも納得できない、というモヤモヤした気分になる。
そのモヤモヤの原因がこの本読んで理解できましたよ。みんながみんな、「揺るぎない意思と重大な決意を持って今の立場を選びとっている」なーんてわけないからだ。
もちろん、大リーガーのイチロー選手などは、間違いなく「揺ぎ無い意思と重大な決意を持って」今の立場を選びとり、勝ち取っている。だけど、世の大多数の人はそうじゃない。恐らくは自分も。
くだらない心情をアホらしく書いているだけに見えますが、分析はいつも鋭い。酒井さんのエッセイは、もっと評価されてよいと思います。
amazon(読者レビュー2件) >> 29歳と30歳のあいだには (新潮文庫)
楽天ブックス(読者レビュー1件) >> 29歳と30歳(サンジュウ)のあいだには
29歳と30歳のあいだには (新潮文庫)

酒井順子さん(『負け犬の遠吠え (講談社文庫)
28歳から31歳まで、独身女性(著者)の心の変遷を1年ごとに書き連ね、独自の分析を加えた本。おもろいです。
たとえば31歳。
20代後半のときは、「私、もう歳だから」と口にするときは、「そんなことはないよ、まだまだ若いよ」といってもらいたいのだけど、このころになると、むしろ、「若い世代からは卒業したのよ」ということを主張し、自分がもはやほんとうに若くないことを積極的にアピールするようになる、という。
なぜそのように考え方が変わるのか?
その理由を、酒井さんはこう分析します。
あえてババァ風を吹かせる理由として、「若いうちにじゅうぶん若さを楽しんだので、今となっては若さに対する未練を全く持っていない女」として見られたい、というものもあります。
その背景には、私達の中に存在する「後悔」に対する激しい恐怖心、そして「後悔したら負けだ」という脅迫観念が、存在しています。
…
自由選択性の世の中において、もっともご法度とされていることが、「後悔」です。自分の過去に対して後悔をするような人は、正しい人生の選択ができなかった人生の落伍者だ、という見方をされてしまうのです。
…
後悔などしていたら、その場でその人には「負け」が宣告される。だから私達には、たとえ過去のことを後悔していても、無理にでも「後悔してないフリ」をする訓練がなされてしまいました。
(p.150-152)
巻末には、角田光代さんが解説をかかれており、これまた著者の主張を見事に要約しています。
結婚派vs.非結婚派の論争を読んだことがある。結婚派とはつまり、現在結婚していて専業主婦である女たちであり、非結婚派とは、現在未婚で、仕事を持っている女たちである。
…
彼女たちは現在の立場を「みずから明確な理由を持って選びとったのだ」と前置きしている。結婚だの非結婚だの子を持つ、持たないだの、数え切れない選択肢のなかから、揺るぎない意思と重大な決意を持って今の立場を選びとり、ある信念があって守り抜いているのだと言下に主張しているわけである。その主張を元に、異なる立場の人間を非難するのだ。
そーんなわけないじゃん、と、このエッセイは言うのである。そうじゃなくて、ただやりたいことをなんとなくやりたいままやってきたら、いつの間にかその場所にいた、それだけでしょう、と。…異なる立場の人間と話を突き詰めなくてはならなくなると、みるみる自分を擁護して、相手を非難し、この「なんとなく」の結果が間違っていないと、だれより自分に納得させたいのである。
結婚する・しない、という選択に限りませんね。人生における、そこそこ重大な選択、たとえば仕事の選択なんかでもそう。
「数限りない選択肢のなかからある仕事を選びとって、いつのまにか幸せになった人」が、「数限りない選択肢のなかから別の仕事を選びとって、いつのまにか不幸になった人」を非難する、という場面をよく目にする。確かに選んだのは本人だから、自己責任といえば間違ってはいないけど、どうも納得できない、というモヤモヤした気分になる。
そのモヤモヤの原因がこの本読んで理解できましたよ。みんながみんな、「揺るぎない意思と重大な決意を持って今の立場を選びとっている」なーんてわけないからだ。
もちろん、大リーガーのイチロー選手などは、間違いなく「揺ぎ無い意思と重大な決意を持って」今の立場を選びとり、勝ち取っている。だけど、世の大多数の人はそうじゃない。恐らくは自分も。
くだらない心情をアホらしく書いているだけに見えますが、分析はいつも鋭い。酒井さんのエッセイは、もっと評価されてよいと思います。
amazon(読者レビュー2件) >> 29歳と30歳のあいだには (新潮文庫)
楽天ブックス(読者レビュー1件) >> 29歳と30歳(サンジュウ)のあいだには
2008'06.18 (Wed)
夢をかなえるゾウ
この本、2週間ほど前にNHKおはよう日本でも紹介されていました。
若い女性の間でブームなんだそうです。
私の周りで読んでいる人は見たことがないので、
ほんとにブームなのかどうか知りませんが、
楽しい本です。
感想などは以下に。
若い女性の間でブームなんだそうです。
私の周りで読んでいる人は見たことがないので、
ほんとにブームなのかどうか知りませんが、
楽しい本です。
感想などは以下に。
2008'06.01 (Sun)
最近のこと
最近、カラマーゾフの兄弟ばっかり何度も読み返しています。
これは面白すぎます。
しかし、読んでいるうちに次兄イワンが自分に乗り移ったような気になってきました。
読んだことのある方ならわかるでしょうが、これは危険です。
というわけで、今日からしばらく、カラマーゾフ断ちすることにします。
これは面白すぎます。
しかし、読んでいるうちに次兄イワンが自分に乗り移ったような気になってきました。
読んだことのある方ならわかるでしょうが、これは危険です。
というわけで、今日からしばらく、カラマーゾフ断ちすることにします。
2008'05.15 (Thu)
◆ 今日の立ち読み本(10分)
◆ メモ
・阪神球団はダメだ!
+ファンの罪
+負けても責めない
+負けても見放さない
+選手は、「自分はスターだ」と思い込む
+球団の罪
+優勝すると年棒が上がる
+2位を期待
・星野監督の功績
+恐怖政治
+気合
・岡田監督は?
+放任
+選手の自主性
◆ コメント
野村監督の阪神論。
冷静に書いていると思うのだけど、さすがにルサンチマンを感じる。
岡田監督については、野村監督は
「名監督だとは自分は思わないけど、もしかしたらかなりの逸物なのかもしれない」
と、結果に評価をゆだねている。
さてどうなのでしょか。
◆ さらにコメント
私は、星野→岡田と監督が交代したとき、
「あぁ、これでまた阪神に長い冬の時代が戻ってきたなぁ」
と思いましたが、その予想は良い意味で裏切られました。
(私は阪神ファン)
今年はどうなるかな??
野村 克也
Amazonランキング:4414位
Amazonおすすめ度:
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◆ メモ
・阪神球団はダメだ!
+ファンの罪
+負けても責めない
+負けても見放さない
+選手は、「自分はスターだ」と思い込む
+球団の罪
+優勝すると年棒が上がる
+2位を期待
・星野監督の功績
+恐怖政治
+気合
・岡田監督は?
+放任
+選手の自主性
◆ コメント
野村監督の阪神論。
冷静に書いていると思うのだけど、さすがにルサンチマンを感じる。
岡田監督については、野村監督は
「名監督だとは自分は思わないけど、もしかしたらかなりの逸物なのかもしれない」
と、結果に評価をゆだねている。
さてどうなのでしょか。
◆ さらにコメント
私は、星野→岡田と監督が交代したとき、
「あぁ、これでまた阪神に長い冬の時代が戻ってきたなぁ」
と思いましたが、その予想は良い意味で裏切られました。
(私は阪神ファン)
今年はどうなるかな??





